※よい子は深読みしてはいけません♡(笑)











【 夢物語 】









『ピピピピッ・・・・』


目覚まし時計の規則的な音で目が覚める。


「ん・・・もう6時・・・?」


カーテンを勢いよく開ければきらきらと眩しい光が降りそそぐ。

大きなダブルベットで寝ている夫を起こさないように

急いでカーテンを閉め足音を消して部屋を出ようとする。ところが




「・・・蜜柑」




起きてきた愛しの旦那様・・・棗に呼び止められた。




「あっ、おはよう」


「・・・はよ」




まだ眠そうな棗は蜜柑に手招きし、
近づいて来た蜜柑の腕を引き寄せベットの上へ引きずり込む。


まぁ新婚夫婦にはありがちなパターンだ。

蜜柑はこれから棗の朝食・・・・になるわけで・・・

いつものことだが無駄な抵抗をして余計に朝から大変な目に遭うのです。




「ちょ・・・うち朝ごはん作らなアカンねん。はよどいて・・・」


「お前が俺の朝食(というか目覚めのコーヒー?)になるのはいつものことだろ」


「ふぇ・・・?」




初等部頃からの純粋さは10年たった今も変わっておらず

毎朝棗に美味しくいただかれているわけです。






それから蜜柑はキッチンへ行き朝ごはんを作る。

それも4人分。4人分・・・?


隣の家に住んでいるルカと蛍の朝食も一緒に作るのである。





AM8時頃、キッチンからは朝食のいい香りがし始めた。



がちゃり




「おはよう佐倉」


「蜜柑、今日の朝食は何?」




毎朝この時間に隣の家から 姓が変わっても旧姓で蜜柑を呼ぶルカと
自分で朝食を作る気の全くない蛍が来るのである。。




「あっ、2人ともおはよう〜」



昔から変わらない太陽みたいに眩しい蜜柑の笑顔に出迎えられ

4人で朝食を食べ始める。




「おい今井・・・お前食事くらい自分の家で作って食えよ。」


「あら日向くん・・・私に意見するなんて随分と偉くなったのねぇ




チャっとミニバカン弾を棗に向ける。




「っ・・・」


「ほっ・・・蛍落ち着いて・・・。」




蜜柑のおかげによりミニバカン弾は片付けられたが蛍は異変に気づいた。




「蜜柑・・・肌が荒れてるわよ?それに首に紅い跡がついているけど・・・・・・

どうしたのかしら?

どこぞやの害虫駆除ならいつでもしてあげるけど?」




何故か棗に巨大なバカン弾が向けられる。(何故?なんて聞いちゃいけませんっ♪)




「とっ・・・ところで蛍っ・・この後買い物行かへん??
棗もルカぴょんも仕事やろ?せやから1人じゃ寂しいし・・・」


「ええ・・・いいわよ。あら、でも寂しいなら慰めてあげるわよ


「え・・・遠慮しときます。」


「そうね。。。まかり間違って蜜柑と私の子供が生まれたら大変だし


「「一体どう間違うんだよ!!!!!(冗談に聞こえないところが怖い・・・)」」




2人のそれぞれの夫はしっかり意気投合していた。




じゃそろそろ片付けを・・・椅子から立ち上がった蜜柑は足を滑らせ頭を打った。








−ごんっ−


「れっ?」




痛い頭をさすりながら目を開ければ蜜柑はいつもの自分のシングルの狭い部屋にいた。

寝相が悪くベットから落ちたようだ。




「何や・・・夢?う〜変な夢見てもうた。」




起き上がってカーテンを勢いよく開ければやはりきらきらと眩しい光が降りそそぐ。




「ん〜っ。今日もいい天気や!!」




今も何年後も太陽の輝きは変わらずきらきらと輝いている。


さぁ1日の始まりだ。







+END+


遅くなってしまいましたが以前いただいたリクエスト
『棗×蜜柑 ルカ×蛍の10年後(2人ともが夫婦設定)』
の小説です。なんかギャグ物になってしまいました;;
よい子は深読みしてはいけませんっ(笑) 読んでくださってありがとうございました。