【 ピアス 】
「うち、耳にピアスの穴開ける!!」
「は?」「…」「えっ?」
ある夏のある教室での出来事だった。
「誰よ…私の蜜柑に余計なことを言った奴は…」
蛍の冷たい声に教室の空気を2、3度下がるのを感じた。(クーラー代節約っ♪♪)
「違うねん蛍。うちがピアス開けたいって思ったん。誰の意思でもあらへん。」
蜜柑の真剣な眼差しに蛍は言葉を失った。
「佐倉…?何で突然ピアス開けようと思ったの?」
「んー。それはルカぴょんにも言えへんな。ごめんな〜」
そんな時
「蜜柑ちゃ〜ん!!」
教室の外からナルが蜜柑を呼んだ。
蜜柑は「ちょっと行ってくる」と言い残しパタパタと教室を後にした。
「日向くん…アンタ蜜柑に何か余計なこと言ったでしょ。ふざけんじゃないわよ!!」
「は?知るかよ。何も言ってねーし。」
スタスタと棗はどこかへ行ってしまった。
その夜…消灯時間が過ぎた頃棗の部屋に蜜柑が訪ねてきた。(というより押しかけた。)
「あのなーピアス自分で空けるの怖いから棗開けてくれへん?」
蜜柑の手には使い捨てピアッサーが握られていた。
(本気かよ…)
「何で突然穴開けようとしてんだよ。」
棗は蜜柑の髪をすくい上げ耳もとを見る。
(まだ穴は開いてねえな。)
「っ…だって…棗と同じにしたかったんだもん…」
棗は耳を疑った。自分と同じにしたいがためにピアスを開ける・・・?
「ばーか。」
蜜柑の額をピンっと指で弾いた。
「それ貸せよ。」
棗は蜜柑の手からピアッサーを奪うと蜜柑の耳にそれをセットした。
蜜柑はぎゅっと目をつぶる。
−カチッ−
耳元にわずかな音・・・
ん??…痛……くない!?
驚いて目を開け鏡を覗けば
蜜柑の耳には棗のピアスとそっくりなイヤリングが揺れていた。
「棗…これ…」
「やるよ。だからもう穴を開ける必要ねえだろ。」
「ありがとうっ!!棗大好き。」
棗の抱えてるものがどれほどのものかうちにはわからへん。
だけどいつだって棗に一番近い所にいたいから……
+END+
宿題がほぼ終わってようやく小説作れました♪
この話に出てきたイヤリングを・・・私は本当に作ってみました。
8/26のDIARYにイヤリングの写真をUPしてみました。
お暇な方は見てみてくださいね^^
では最後まで読んでくださってありがとうございました。