【 お客様は餌食♡ 】
「寒〜いっ!!」
「雪が降ってるんだから当たり前じゃない。
寒いからって鼻水つけないでよ?」
教室で何か
(一瞬『横目でチラリ☆禁断の花園。2nd写真集日向棗ver』
という文字が見えたような気がしたが気にしないでおこう…)
を作っている蛍に蜜柑はコアラの如く抱き着いていた。
「なぁー蛍ぅ…何作ってんねん。
授業も終わったしせっかく雪も降ったんやしはよ寮に帰って外に遊びに行こ?」
「何作ってるかって?…日向君の2nd写真集よ。
今回はコスプレさせたり
ルカくんと絡ませたり………B●って
女のコウケが良いのよねぇ…
タイトルは……
『横目でチラリ☆禁断の花ぞ…』
…ってあんたに言っても仕方がないわね。
聞かなかったことにしてちょうだい」
「何やなー蛍…歯切れが悪いなぁ。
それよりも遊びに行こ?なっ?」
必死にせがむ蜜柑に蛍は何かを思いついたようだ。
蛍は蜜柑に耳打ちした。
「そんなに遊びたいなら……」
「…ふぇ?」
* * *
「ル〜カぴょんっ♪この後時間ある?」
「さ…佐倉/////えっと…時間なら平気だけど…」
それを聞くと蜜柑はルカを引っ張って教室から出ると
寮の空き部屋へ駆け込んだ。
「突然ごめんなー。実はルカぴょんにお願いがあんねん」
「お願いって何?」
蜜柑はルカの手を握ってにっこりと微笑んだ。
「夫婦ごっこ♪♪」
「え!?」
「ルカぴょんが旦那さんでうちが奥さんvVええやろ?」
ルカは赤くなった顔を少し背けた。
(佐倉が奥さんー!?O・KU・SA・N??
料理人は…コックさんだ←「く」しか合ってないから…。
奥さんといえば
「お帰りなさいあなた♡
ごはんにする?お風呂にする?それともわ♡た♡し♡?」
とか
ひらひらエプロンに鍋掴み姿とか!?)
「ルカぴょん大丈夫?始めるで?
じゃあルカぴょんが会社から帰って来る所からな」
「(いきなりそこからかよ!!!!)…うん。」
ルカは一度部屋から出ると何回か深呼吸をして気持ちを落ち着けた。
扉を開けて中に入り前を見るとそこには
ひらひらエプロンを身につけ鍋掴みをした蜜柑が走ってきた。
「お帰りなさいあなたvVごはんにする?お風呂にする?それともわ♡た♡し♡?」
「!?!?!?えっと…じゃあ
……………ご飯。」(じゃあ『佐倉にする』とか言えよ自分!!!)
ルカは自分に激しいツッコミを入れつつ食卓の方へ向かった。
「すぐごはん持ってくるから待っててな!」
「ありがと」
蜜柑はひらひらとエプロンをなびかせキッチンの方へと向かった。
「(何でこんなことになってるんだろう…。食事と言えば…
『あなたあーんして…』
とかされたらどう反応したらいいんだろ………ありえないか…)」
「あなた〜お待たせvVごはんにしましょ」
蜜柑のペースについて行けないルカであったが
そんな間にも食事はてきぱきと目の前に用意されていた。
「いただきます」
そういってルカが箸を持った瞬間であった。
「ちょっと待ったー!!!」
突然蜜柑のストップがかかった。
「うちが食べさせてあげる!はい、あーんして」
「な!?ちょっと待って…(本当にどうなってるんだぁぁぁぁぁぁぁ!?)」
ふと気が付けば先ほどまで蜜柑と一緒にいた部屋の中にまだルカはいた。
しかし目の前にいたはずの蜜柑はその場にはいなく
かわりにニヤリと不気味な笑みを零す蛍がいた。
「ルカくん楽しかった?」
「え゛っ…?」
「蜜柑との『夫婦ごっこ』は楽しかったか聞いてんのよ」
ルカは自分の置かれた状況がよくわからずにいた。
「え…どういうこと?」
「私の新しく作ったバーチャルゲームよ。
自分の理想をよりリアルに
…って言うのがコンセプトなんだけど楽しかったでしょ?
欲望まみれの蜜柑との新婚生活」
まだいまいち状況の読めないルカはポカンとしていた。
「ルカくんをこの部屋まで連れて来たのは本物の蜜柑だけど
一度ルカくんは『会社から帰って来る所』でこの部屋から出たでしょ?
その時からゲームが始まったのよ」
「……」
「蜜柑はこの件に関しては何もしらないわ…
でもまさかルカくんがこーんなこと考えてたなんて蜜柑が知ったら…」
そう言ってクスリと笑うと右手をルカの前に差し出した。「10000円よ。」
「えっ?」
「このゲーム買うでしょ?説明書付きでこの値段ならお得よ。」
こうして蛍様の餌食は日に日に増えていくのでした。
おまけ
蛍は蜜柑にこう耳打ちしたのです♪
「そんなに遊びたいなら……ルカぴょんを寮の空き部屋に連れて行って
『夫婦ごっこしよう』って言ってほしいの。」
「…ふぇ?」
「私の作業が終わるまで夫婦ごっこして
遊んで待ってるなら後で遊んであげるわ」
貴方様にはもう誰もかないません。。。
+END+
CPが不明な小説です。ちょっと危険なお話ですね(笑)
感想などいただければ嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。