ポカポカと温かな陽射しの気持ちいい午後の授業。
こんなときは勉強なんてしたくないよね。
【授業中】
お昼休みも終わり始業のチャイムが鳴り、ナルがB組に入ってきた。
「は〜い!!みんな授業を始めるよ☆
今日はとってもいい天気で眠くなるかもしれないけど皆頑張ろうね」
ハートマークを飛ばしながらナルは教卓に立つ
教室を見回すと空席が1つぽかんと空いていた。蜜柑のパートナーの棗の席である。
一方蜜柑はというと授業が始まってもいないのにすでにウトウトしていて、
たまにカクンっと椅子から落ちそうになったり・・・という状況であった。
ナルはそんな蜜柑を可愛いなぁと思いニコニコ見ていたが
時折刺さるような視線を感じ、仕方なく蜜柑に声をかけた。
「蜜柑ちゃん。棗くん知ってるかな?」
蜜柑は眠そうに目をこすりながら答える
「ん−?鳴海先生何寝ぼけたこと言ってるん?
知ってるに決まってるわ〜。名前は日向棗で炎のアリスで幹部生で・・・」
「寝ぼけてるのはあんたでしょ!!!蜜柑」
『バカン!!!!』蛍のつっこみの言葉とともに聞きなれた音が教室中に響き渡る。
「・・・え〜っとね蜜柑ちゃん・・・棗くんが『どこにいるか』を聞きたかったんだけどね。
じゃぁ蜜柑ちゃん悪いんだけど棗くん捜してきてくれるかな??」
このナルの突然の発言にさすがの蜜柑も驚いたのか目をぱちくりさせている。
「なッ鳴海先生?なんでうちが・・・」
「棗を捜さなきゃいけないかって?それはね、『パートナーだから』だよ☆じゃあよろしくね〜」
こんなことがあり、結局蜜柑は棗を捜しに森へ入って行った。
「棗のやついったいどこにいるんやろか?・・・それにしても今日はえぇ天気やな〜♪」
蜜柑はただただ森の奥へ奥へと進んで行く。
葉がなびきそよそよと気持ちのいい風が蜜柑の背中をおす。
風に背中をおされるがまま歩いて行けば大きな深緑の木があった。
「ふゎ〜!!ずいぶんおっきな木やな〜」
大きな木に感心していた蜜柑の目には見慣れた黒髪の少年の姿が飛び込んできた。
「棗??」
「・・・・・・。」
「聞こえへんのかな??棗ぇぇぇぇぇ!!!!!」
「うるせぇよ。アホ」
「あほちゃうわ!!うちの名前は蜜柑や!!」
毎度毎度このような会話が繰り返されている・・・
一息置いて蜜柑は本題に入る。
「鳴海先生に棗を呼んできてって頼まれたんや。だから一緒に・・・」
「嫌だ。」
最後まで言う前に棗の言葉が蜜柑の言葉を遮る。
「何言うとんねん!!今授業中なんやで!!!鳴海先生の国語の授業受けあかんわ!!」
蜜柑は徐々にに怒りだす。
そんな蜜柑を見てなのか棗はニヤリと笑う。何かを思いついたようだ。
「おい。ちょっとこっち来いよ。」
蜜柑は素直に棗のもとへ歩いて行き、すとんと腰をおろした。
すると棗は蜜柑の腕をグイと自分の方へ引き寄せ、蜜柑の唇に自分の唇を重ねた。
蜜柑は一体何が起きているの理解できなかった。
唇が離れ、目をぱちくりさせている蜜柑に棗は悪戯っぽく笑い
「お前は国語よりも『こういう授業』のがいいんじゃねーの?」
と言い残し森の奥へと行ってしまった。
ぽつんと残された蜜柑は唖然としていて
「えっと・・・今のは・・・一体・・・」
今の蜜柑にはそんなことしかいえなかった。
−おまけ−
結局授業時間内に棗を連れて戻ることのできなかった蜜柑は1人で教室へ戻った。
教室へ入ると蛍とルカが走ってきた。
「蜜柑、こんな長い時間一体何してたのよ?」
蛍に尋ねられ、蜜柑は
「『授業中』の『教科外授業』ってとこやな・・・」
「「は!?」」
蛍とルカには蜜柑が何を言っているのかさっぱり理解できなかった。
++END++
言い訳
かなり無理やりお題にこじつけました・・・。すみません><;
読んでくださってありがとうございました。